天河大辨財天社の大祭


7月18、19日と奈良・天河大辨財天社の大祭に行ってきました。天河神社に行くのは初めてです。
ヨーガやスピリチャル世界や音楽の聖地と言われていますが、今回、その意味がよくわかりました。
 日本の古くからの伝統である神仏習合がはっきりと残されている神社です。インド伝来のヒンズー教や仏教(密教)が神社という空間で混ざりあい、護摩祈祷を神主さん自ら行い、マントラが唱えられます。
 19日の瞑想地護摩奉修では、宮司さんが描いた砂絵の前に、木が組まれ、護摩が焚かれます。音楽やトルコの踊りと共にお経が唱えられ、まるでチベット密教の行事のようです。
 今回の大祭では、ご本尊の辨財天像、天宇受賣命像、後醍醐天皇像のご開帳があり、昇殿参拝させて頂きました。
辨財天様のマントラ「オンソラソバティエイソワカ」を参列者で唱和し、なんとも言えない感激がありました。
 日本へのヨーガ伝来の証が、この地に残っていることを知り、感激しました。
「ソラソバティ」とは、インドの女神・サラスヴァーティのこと。日本では辨財天様です。川や水の神様。
毎日の暮らしを、かんながらで、水の流れのように清らかに過ごしましょう、と柿崎宮司がお話されました。

猛暑で何も頭に浮かばす、何も願い事も浮かばす、ただただ、この地に、この大祭の時にいられることが夢のようで、今ここを実感するだけでした。