
2020年3月12日、ギリシアのアクロポリス・ヘラ神殿で、東京オリンピックの聖火を採る儀式「採火式」が行われました。7時のNHKニュースでの中継を観ました。
紀元前の神殿での儀式は感動的でした。古代ギリシアの衣装をまとった30人ほどの巫女的な女性たちの代表の人が、太陽と光の神アポロンに呼びかけ、火を頂く。おつ面鏡にトーチをかざすと、すぐに火がつきました。
その後、この火は採火用トーチから壺に移されて、その壺から今度は、聖火リレー用のトーチに移されて、第一走者が運びます。
東京2020への採火式
平和の祈りを込めて東京オリンピックの聖火が3月20日に東京・東日本被災地に運ばれます。
この儀式を観ていて、オリンピックはやはり特別な平和の祭典だなあとつくづく思いました。
3月11日の東日本大震災の追悼式の翌日に、太陽神アポロンから頂いた聖火。3月20日春分の日に日本に届けられて、日本中を聖火ランナーが走ります。
今、日本や世界は新型コロナの蔓延で不安の中にあるけれど、アポロンから頂いた本物の太陽の火が、偽物の太陽(コロナウイルス)を鎮めにやってくる、というストーリーが私の中に生まれました。3月20日を境に、きっと日本の状況は変わると思います。
コロナウィルスは封じ込めはできないかもしれないけれど、それ以上のパワーを持つ希望の火が灯ります。